「なかせきグループ」各社のお得意様お取引先の皆様には、平素よりお引き立て、ご厚情を賜り誠に有難く、厚く御礼を申し上げます。
私共「なかせきグループ」は、日本最北端の地稚内で昭和24年4月に、出光興産株式会社の北海道第1号販売店として創業をいたしました。当初は中川石油店という中川家の家業から出発いたしまして、30年前の昭和61年から長期経営計画を作成して経営にあたり企業へと脱皮。今年で創業71周年を迎えることができました。私が社長に昇格した平成15年から多角化に着手いたしまして、現在6社8事業部門を営んでおり、役員・社員が137名、ドライバー・アルバイト・パートさんが65名所属しております。共通の経営理念のもとグループ各社が本年をスタートとする長期ビジョンを策定し、向こう3期9年間の中期経営計画骨子を創り、単年度計画に落とし込み、毎年見直しをしながら3月末には「なかせきグループ」合同の経営方針説明会で発表。各社の社員はそれを書き写して提出することで浸透を図り、必要に応じて経営方針書をひも解き、進捗状況を確認しながら計画実行率を挙げていく経営を定着してまいりました。30年継続されたものは文化になると申します。
まさに中核店なかせき商事株式会社では文化になり、グループ各社でも採用して10年以上の実績を積んで定着させてまいりました。
共通の経営理念のもと「なかせきグループ」各社は、数年前から[共創]を合言葉として各社のコラボレーションを模索してまいりました。それを2016年から具体的に推進するため「なかせきグループ」社員研修会を、階層別に4グループに編成いたしまして年間数回実施し、グループ各社の社員交流を促しております。「なかせきグループ」各社が扱っている商品はどれもが同業他社も取り扱っているものばかりです。
その環境の中で生き残り勝ち残っていくには、社員の人間力向上が不可欠・最重要課題と認識をしております。その為の教育投資は惜しみなく継続をしてまいりましたから「なかせきグループ」の社員には自信を持っております。精確な仕事・便利さ・提案力・楽しさを提供してまいります。そして熱意をもって機敏に対処いたします。何なりとお申し付けください。
結びに私が2015年、東京羽田空港で衝動買いをしたダウン症の書家金澤翔子さんの書は(共に生きる)と力強く書かれております。「なかせきグループ」各社のお得意様お取引先の皆様と共に生きてまいります。ご縁があって「なかせきグループ」で働いてくれている社員とその家族と共に生きてまいります。「なかせきグループ」が事業をさせていただいている地域と共に生きてまいります。どうぞ末永くお付き合いのほどよろしくお願い申し上げ、「なかせきグループ」代表としてのご挨拶とさせていただきます。
2020年4月
なかせき商事株式会社 代表取締役会長